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第4章 新しい仲間と新しい敵と…ⅱ


使ってもいいか…それは勿論、能力の事。
表の人間に対して使うのは多少思う所があるが、流石に私だって頭に来ている。
瞬間移動だろうが壁だろうが、何だってやってやりたい勢いだ。

鷹岡や皆は不思議そうにこのやり取りを見ている。

「……弱っている今の君には、とてもじゃないがいいとは言えない。自分の身を守る目的でのみ、許可しよう。ただし、やはりまだやめておいた方がいいとも思う」

『分かりました…ありがとうございます、烏間先生』

「白石さん、しかし貴方骨を『平気です!』……少しの間だけ、頼みます」

骨をやられているだなんて、皆に聞かせちゃダメでしょ、殺せんせー。
それに烏間先生からちゃんとお許しももらったわけだし、これで心置きなく使う事が出来る。

流石にテレポートの方はまだ使わせてもらえなさそうだから実戦はしないけど、常人との肉弾戦くらいなら、壁さえ使えれば十分だ。




烏間先生と殺せんせーが少し遠くに移動してから、再び訓練が再開された。

スクワット三百回というものだったのだが、やはり見てればキツそうだ。
私だって三百回ともなると…

『……はあ、っ…』

「なんだ?もうギブアップか」

『え、今終わったんですけど…もしかして見えてませんでした?』

「「「終わったの!!?」」」

そう、私はすぐにスクワットを終わらせた。
しかし回数は三百回…流石の私でも息切れくらいはする。

「……まあ、確かに一人だけ異様に慣れてやがったな。だが何故だ、確実に腹を痛めていたはずだろうお前は」

『ああ、まあ…プロですから、貴方と違って』

言った瞬間に、脇腹に向かって三度目の攻撃が出された…が、その攻撃は当たったはずなのに、ダメージを受けたのは鷹岡の方。

「なっ…何しやがった、!?」

『ちょーっとだけ私も力を出させてもらおうと思いまして…』

まずは骨の補強のため、壁を応用させて骨を強く強くコーティングする。
そして鷹岡が殴ってくるであろう場所に壁を一枚作る。

そうすれば多少はダメージが軽減される。
まあ、圧力がかかる面積が分散されるだけだから、威力自体が削れるわけじゃあないんだけど。

表面的な傷ならすぐに治る。
けれど、骨がやられるのや打ち身の類のものは、修復するのにかなりの時間を要する。

だから、こんな風に余裕に見せてるのだって、実はただの強がりだったりする。
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