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第4章 新しい仲間と新しい敵と…ⅱ


私や皆が待ち望んでいた、烏間先生の声。
その声に反応して、鷹岡は私に振りかざそうとしていた腕をピタリと止め、そちらを向いた。

「大丈夫か!?骨や筋、どこか痛むところがあったらすぐに言うんだ!」

烏間先生は私の元に駆け寄ってきた。
確かに傷や怪我なんてもの、私の体はすぐに治る…が、

『…っ、大丈夫ですよ。烏間先生なら、私の事は知ってるでしょう?』

「………すまない、少し失礼する」

『え、っ…あっ……』

体操着を少し捲って、烏間先生が私が攻撃を二度受けた箇所を確認した。
これで烏間先生にはバレてしまった。

「白石さん、この色…っ」

青く、ところにより赤く色付いたその場所は、怪我が治るどころか骨の一本や二本ほどにはヒビが入っているのではないかというくらいには腫れ上がっていた。

『平気ですから…どけって言われてもどきませんよ、私は皆に怪我させたくないんです』

「だが君はっ…」

『烏間先生にも、立場とかってあるんでしょう?とりあえず方向性が定まるまで私が粘りますから』

悔しそうな顔をして、烏間先生は他の子達にも確認をとる。

「前原君と神崎さんは!?」

「わ、私は平気です…蝶ちゃんに助けてもらったので」
「俺も大丈夫……って、そうだ白石!!お前っ!!」

人差し指を立ててシーッと合図する。
気にしないで大丈夫だよ、仕事がどうこうとかいう以前に、友達を守りたいのは普通でしょう?

「ちゃんと手加減してるさ、烏間。まあこいつは自分から拒んだから知らねえが…俺の大事な家族なんだ。当然だろ?」

素知らぬ顔して余裕そうな鷹岡に、遂に殺せんせーが割入った。

「いいえ、貴方の家族じゃない。私の生徒です」

「「「殺せんせー!!」」」

皮膚の色を真っ赤にさせて鷹岡に怒っている。

「フン 文句があるのかモンスター?体育は教科担任の俺に一任されているはずだ。そして今の罰も立派に教育の範囲内…短時間でおまえを殺す暗殺者を育てるんだぜ。厳しくなるのは常識だろう?」

こう言われれば、殺せんせーも強くは言えない。

「それとも何か?多少教育論が違うだけで、おまえに危害も加えてない男を攻撃するのか?」

社会には立場というものがある。

しかしこの教室には、支配者なんてものはいらない。

私はとうとう先生達にこの言葉を言った。

『先生方…“使っていいですか”?』
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