• テキストサイズ

Replay

第4章 新しい仲間と新しい敵と…ⅱ


『中也さん、さっき事故なんてしないって言ってましたよね。それに私の能力だけじゃなくって中也さんの異能だってあるんです。防御力には申し分ないはずです』

小さい頃より確実に能力が進歩している今の私なら、堂々と言える。
それに私だってもう小さな子供じゃない、中也さんの隣に、ちょっとの間だって長くいたい。

「それは…そうだが……」

『…中也さんの心配性。私のしたい事は出来るだけさせてくれるんじゃないんですか?私、中也さんの顔見えないの嫌』

拗ねたようにして言ってみせれば、中也さんは顔を少し青くして、慌てて弁解するように反応する。

「ああああ、助手席でいいよ、そうだな俺がそんな事するはずねえもんな!って、誰が心配性だ!?」

『中也さんの持病じゃないですか。鬼のような心配性』

「鬼っ…そういうお前だって無駄に心配するとき多いだろ、つか持病って何だよそれ」

まさか心配することに関して言い返されるとは思わなかった。

『中也さんの持病は私に異常に過保護で心配性になること。で、私の持病は勿論中也さん症候群です』

「よし、もういい、よく分かった。」

『絶対分かってない…覚えてます?私、ちゃーんと宿についてからも甘えさせてもらうんですからね』

いたずらっ子のように言って、中也さんの反応を伺う。
げっ、って言って驚かれるかな?
それともまだくっつく気かよって呆れられるかな?

少ししても反応のない中也さんが気になって、そっと上を向いてみると、何故か目を見開いた中也さんと目が合った。

『ちゅ…やさん……?』

「あ?お、おう。……いいよ、好きなだけくっついて、好きなだけ甘えて…そんで好きなだけ俺に甘やかされとけ」

『っ…中也さん、どうしちゃったんですか?最近、何か…いつにも増してなんていうか、その……私に甘く、ないですか?』

優しい、それもあるけど、彼の言った甘やかすという言葉を借りた。
そうでもしないと、変な事を口走ってしまいそうだったから。

「………もう俺も、素直にしたい事をしたいだけしとこうかと思ってな。お前と二人の時に遠慮する必要なんかねえし、お前みたいにしたい時だってあってもいいだろうがよ」

『…私の事、前よりもっと好きになってくれたとかじゃあないんです?』

「俺はいつだってお前の事、好きになり続けてるよ」

そこからは、お互いに何も言わなかった。
/ 2703ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp