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第4章 新しい仲間と新しい敵と…ⅱ


「……何だよ、んな必死に顔隠して。恥ずかしいんなら言わなきゃ良かったってのに」

『は、恥ずかしくなんてないですよっ、何言って…ひぁ、っ』

項を掴まれ、言葉を遮られる。

「何ともなかったらお前は俺から顔背けたりしねえんだよ。大体何でそうなんのに一々言い直したんだか」

『ちゅ、中也さんが言葉を選べって言うからっ…中也さんにして欲しいこと、頑張って伝えようって』

「俺かよ!!ああそうか、俺のせいだ悪かった!」

一瞬で首から手を離して、中也さんの温もりが離れる。
それに少しだけ寂しくなって、ムッとなって。

『何で離れるの…今日は発病中なの、離れちゃやだ』

それでもやはり恥ずかしいものは恥ずかしい。
これで相手が中也さんじゃあなかったら、もっと素直に、ドキドキせずに言えるのに。

「あああ、そうかよ!分かったからもう好きなだけくっついとけ!!」

『え、っ…んっ!?』

照れてヤケになってなのか、一見乱暴そうな口調でくっついとけと中也さんは言った。
それだけでも少し驚きだったのだが、彼の手が強引に私の肩をぐいっと引き寄せ、彼のすぐ横にぴったりと寄り添わせる。

突然のことすぎて頭が混乱する上、自分からではなく中也さんからの行為だという事で更に顔に熱が集中した。

何なんだろう、最近中也さんからこうやってくっつかされるの、多い気がするような…

『な、なな何で中也さんの方から…あれ、中也さんがわ、私を……あれっ!?』

思わず口に全部出してしまったが、そこを気にするほどの余裕はない。
一人、中也さんを気にすることもなく心臓をバクバク鳴らしていれば、私の反応に驚いたのか、肩の上で中也さんの手がビクッと一瞬跳ねた。

「ち、蝶?何故障した機械みたいなことばっか言って…お、おい?」

『へ!!?やっ、中也さん何で!!近っい、!』

またもや至近距離に中也さんの顔が現れ、ただでさえ頭がおかしくなっていたので、彼の外套に恥ずかしさから再び顔を逸らした。

やだ、なんで中也さんからされたってだけで、こんな頭がおかしくなるの。
中也さんの顔、まともに見れない…

「………お前、もしかして今までも結構恥ずかしかったり『してない!全然そんな事ないっ!』…はいよ」

私の頭を撫でる彼には、多分全部全部バレバレなんだろう。

「ちっ、ほんっとに……………何でそんなに可愛いかなお前は」
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