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第4章 新しい仲間と新しい敵と…ⅱ


食事は椚ヶ丘周辺で美味しそうなお店を見つけたため、そこで済ませた。
また中也さんから奢ってもらってしまったのだけれど、家族みてえなもんなんだから一々気にしてんじゃねえよと、嬉しい言葉で納得させられる。

家族…家族かあ、胸が暖かくなるなあ…

胸が暖かくなる、そう思ったところで思い出した。

『あ、私昨日探偵社の方に何も連絡してない!?』

「ああ、それなら烏間さんが連絡入れてたぞ。最初出たのが癪だが、たまったまだが、あの自殺マニアだったらしくてな。俺の名前を出したら上手い具合に言っといてくれたそうだ」

名前を出さずに太宰さんの事を伝えるプロなのだろうか、中也さんは。
それにしても良かった、中也さん曰く癪ならしいけど、あの人以外が出てたら絶対大事にされてた。

『あはは、目に浮かぶなあ…と、それはそうと中也さん、どうやって椚ヶ丘まで?』

中也さんが椚ヶ丘に来たのは昨日の夕方四時半頃だったそうだが、どのようにして横浜から来たのかは聞いていなかった。

「あ?ああ、流石に今回は急だったからな。車だ」

『え、車でわざわざ!!?』

自分から聞いておいてなんだが、まさか車で来てくれたとは思わなかった。

「まあ、元々首領命令で数日東京の方に用があったんだよ。それに、お前を心配して来たのに能力使って家まで帰されちゃ、面目ねえからな」

『でも、電車とか…それこそヘリとかだって』

「ヘリなんか準備が大変だろ?他のもん使うよりも、車が一番早かったんだよ」

中也さんの顔を見ていると、なんだか少し輝いているように見えた。
ああ、この人相当スピード出して来たんだろうなと察した瞬間だった。

『またスピードいっぱい出したんでしょ。ダメですよ?私が乗ってないからって危ない運転しちゃ』

中也さんは私を乗せている時、絶対に危険な運転はしない。
けど私が乗っていなくて一人の時なんかは、多分…いや、絶対に好きなようにスピードを出している。

「大丈夫だよ、俺は事故なんかしねえから。そんな事してちゃ蝶に心配されっからな」

『それもそうですけど、私は中也さんの周りの車に乗ってる人の方が心配です』

「お前な、いきなり陽人から連絡入ったかと思ってみれば、様子がおかしいってきてたんだぞ?そんで詳細を聞こうとすれば銃で撃たれたって」

前原君も焦ってたのかな、あれ、麻酔銃だったのに。
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