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第4章 新しい仲間と新しい敵と…ⅱ


「なっ…中原さん!!ほっといていいの!?」

「白石、カルマに取られんぞあれ!!」

「まさかのラブスクエアは赤羽氏が優勢か!?」

皆の声なんて気にしない。
保健室の方なんて…中也さんの方なんて振り向かない。

「ち、蝶ちゃん?俺、今のは普通に冗談だったんだけど…」

ピタリと足を止めて、カルマ君に振り返る。

『私は冗談なんて知らない。野次も冷やかしも知らないし、中也さんだってちょっと間知らない』

「え、ええ…まあ俺は喜んで話し相手になるけどさ」

『耳にたこができるくらい愚痴ると思うから覚悟しててね』

「手加減してよねー?あ、中也さん?蝶ちゃんちょっと間中也さんの事知らないらしいから、俺がもらってくねー!」

カルマ君の腕を再び引っ張って、前と同じく屋根の上に移動して愚痴る…否、中也さんの見てないところでひたすら中也さんに謝ることにした。


『ああもう私って馬鹿、ほんとに馬鹿』

「そうだね、妬いて拗ねちゃえばよかったのに、なんでそっから中也さんになんて事をって精神に瞬時に戻るかな。てか普通そんなことできる人いないからね」

『だって中也さんだもん、尊いんだよ、逆らえないんだよ。…あれ以上粘って嫌われるのより、いい……っ、たあ!!?』

突然カルマ君から強烈なデコピンを御見舞された。
じんじんする…結構思いっ切りやったなこの子。

「まあたそうやって中也さん持ち上げて自分の事考えなくなる。そろそろ学習しなよ、まあそこが蝶ちゃんらしさでもあるのかもだけど」

『…だってクラスの子達に妬いてムキになってあんなわがまま言ったとか、それこそただの子供だよ。皆は薄々分かってたっぽかったけどさ』

「そう?もしも俺が蝶ちゃんみたいな子に嫉妬してもらえたらね?」

そこまで言ってカルマ君は私を抱き寄せ、少し前に中也さんがしていたのと同じように頭を撫でて落ち着かせようとする。

『か、カルマ君……ち、近いよ?それになんでいきなりこんな事っ…』

「話遮らないでよ、折角言おうとしたのにさー…って、蝶ちゃんもしかしてここ、弱い?」

少し触れられて反応したからバレたのだろう、カルマ君が項を指でツー、となぞる。

『ひゃっ!!?……あぅっ、…ん!!』

それにあわせて体がゾクゾクして、自分の意思に反してカルマ君の体に手を置いて力を入れる。

「へえ…蝶ちゃん、楽しい事する?」
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