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第4章 新しい仲間と新しい敵と…ⅱ


「お前が俺の上でめそめそしてっからだろが。」

『め、めそめそとかしてなっ、わ、ちょっ!!?』

中也さんが起きたことに気付かず必死になっていた事が恥ずかしくて、彼から飛び退いてしまった。

しかしそんな私に腕を伸ばし、中也さんは私を自分の腕の中に引っ張った。

頭の整理が出来ない、何なんだこの状況は。

中也さんの腕の中にいて、中也さんがくっついていて、中也さんが私の頭をいつものように撫でてくれて。

「してただろうがよ。お前ほんっと俺の事になると泣き虫になんよな」

『泣き虫って、だから私泣いてなっ…ち、中也さん、近いから。撫でてもらうの好きだけど近すぎるからっ』

中也さんの方からされるだなんて慣れないし、何より心の準備が出来ていなかったために本当に恥ずかしい。

「あー、まあ今回はまだ泣いてなかったか。つか蝶、お前近いって言ってっけど普段こんな風に寝てんだろ。なんでこの間といい今といい、いっつも自分からしてくるくせしてそんな焦ってんだよ?」

『私からはいいの!…そ、その、今明るくて顔見えちゃうから……』

からかうようにして聞いてくる中也さんの顔が見れなくなって、中也さんの胸に顔を埋めた。

「…俺に緊張してどうすんだよ、顔くらい見せてくれたって」

『絶対ダメ』

「は、はい」

敬語になった中也さんは、再び私の頭を撫でだした。
なんだかいいようにあしらわれている気がするけど、この手に逆らう事が出来ないのもあって余計に悔しくなる。

ああ、でもこれは危ないぞ。
何が危ないかというと、触れ合っていることで中也さんにまた甘えたくなってきたという事だ。

『……中也さん症候群になった』

「今かよ!?」

中也さんの首元に抱き着いてそう言えば一瞬中也さんは手を止めた。

「…ああくそ!ああああもう!!」

しかし何かを少し考えてから、今度は速くいっぱい撫で回される。

『中也さんって言葉遣い荒いのに優しいよね』

「何馬鹿な事言ってやがんだよ、お前ちっせえ頃に一回俺が怖いって泣いた事あったろーが」

『覚えてない。中也さん優しい、それだけでいい』

「……他の野郎に頭撫でられんじゃねえぞ」

『多分無理』

「おい、おまっ」

『でも中也さんにしてもらうのが一番好き』

「〜〜〜!!!」

中也さんは顔を手で押さえ、何故か悶えたように何かと闘っているようだった
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