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第4章 新しい仲間と新しい敵と…ⅱ


『ん……っ、あれ、ここ…』

目が覚めると、自分が横になっていることに気がつき、初めて感じたベッドの感触が気になって天井を見た。

見たところ学校の校舎と作りが同じなため、保健室か何かだろうか。

やけに日差しが眩しいなと思って窓の方を見れば夕方になっていて、心無しかクラスの方が少し騒がしく聞こえた。

しかし、そんな声よりも近くで聞こえる、唸り声のような音。

それが気になって仕方なくて、音の正体を確認しようとして体を起こした。
麻酔の効果が綺麗に切れたのだろうか、寝ていた事もあって、体調も元に戻り体も軽い。

そこまではよかった。

ずっと唸るように響いていた音の正体…それは、人だった。
それだけならいい。
だが、その人は本来、こんなところにはいないはずの人。

『な、んで…』

中也さんが、腕と足を組んで椅子に座って眠っていた。
唸り声のような音の正体は、彼のいびきだったのだ。

状況が理解出来ない私は中也さんにそっとブレザーを掛けてから、急いでまだ人が残っていそうな教室へと移動する。


『み、皆!!』

教室に入ると、中にいた子達は皆目を見開いて、その場にいた烏間先生でさえもが驚いている。

「白石さん!?もう大丈夫なのか?どこかいたんだり、調子の悪い場所は!?」

『ちょ、大丈夫ですよ烏間先生!なんでそんなに焦って…というより、そう!なんで保健室に中也さんが!?』

どうして椚ヶ丘に中也さんがいるのか。
それを聞けば、いつもの調子に戻ったのかと言って烏間先生も皆もホッと一息吐いていた。

「蝶ちゃんがシロって奴のせいでおかしいくらいに体調悪かったでしょ?結果的に麻酔銃なんてものも撃たれちゃったけど、かなりパニックにもなってたみたいだから、前原に頼んで呼んでもらったんだよ」

「前に森さんから言われててな、なんかあったらここに頼むって連絡先教えられてて」

にしても本当、どうなる事かと思ったぜと言いながら前原君は項垂れる。

『そんな…皆してなんか大袈裟すぎじゃない?私麻酔撃たれて寝てただけだよ?』

そう、寝てただけ。
別に怪我も何もしていないのに。

「ああ、そうか。白石さんは分かってなくても仕方ないな」

『どういう事です?烏間先生』

妙な発言をする烏間先生に疑問を持った私は、すぐにその意味を知る事になる。

「君は、あれから丸一日眠っていたんだ」
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