第4章 新しい仲間と新しい敵と…ⅱ
『……次したら高いケーキいっぱい買わせるから』
「す、すんませんっした…!!」
立原に再び謝らせたところで、携帯にメールが入る。
相手は首領で、話を聞いたから戻っておいでとのこと。
『わ、私首領の部屋戻るから』
「そ、そうか!分かった、また今度ケーキ買ってやるよ!」
急いで移動しようと扉を作り、恥ずかしさにまた顔を背けて立原の部屋から出て行った。
次したらでいいのに、何でそこでお人好しになるかな…中也さんと首領の甘やかし病が移った?
本当立原って不思議な人…
「さて蝶ちゃん、言いたい事は色々とあるが…まあまずはそうだね。君は何も悪くなんてないんだから、それについて気にやんで元気を無くすのはやめてくれ!そうされると寧ろ僕が悲しい!!」
『ボ、首領?何でいきなりそんな事を…』
「いくら親しい人にだって、話せないことがあるのは当然の事だよ、人間なんだから!!言いたくない事は言わなくていいし、聞いて欲しくない事は余計な詮索をしない!それは親しい人同士となれば尚必要な事だ、よって君は何も悩まなくっていい!」
何を言われるかと思えば私は悪くないの一点張り。
「ほら、森さんだってそう言ってんだろ?」
「俺達もそう思うよ。いくら仲が良くったって、聞かれたくない事まで教えなくちゃならないだなんて縛り付けることはしちゃいけないんだから」
『で、でも私が言ってなかったから今回こんな事に…』
私が自分の思ってる事を話そうとすれば、
「蝶ちゃんがそんな考えもってるだなんてこと皆気づいてるから。だから悪くないってことを一番わかって欲しいんだよ」
とカルマ君が制した。
「そうそう。何より今回は、ちゃんと言ってくれただろ?話せない…聞かないでくれって」
「折角ちゃんと思ってる事を言ってくれたんだ、白石は悪い事なんてしてないさ」
続けて磯貝君と前原君も、私が思ってる事を見透かしたように言う。
「そういう事だ。優しい蝶ちゃんだからこそ、そこはちゃんと分かっていてほしい。……で、肝心の対処法なんだけどね?聞けば烏間先生は理解を示してくれているらしいし、蝶ちゃん言いにくそうだから、やっぱり僕から頼んでおくよ。」
『そんなっ、首領に頼ませるだなんて事!!』
「僕も少し烏間先生と話したいし、言いたいんだけど………どうしてもって言うんなら、中原君に頼む事になるよ?」
