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第4章 新しい仲間と新しい敵と…ⅱ


「出たよ世話焼き蝶ちゃん、ほんと律儀」

『仕方なくよ、仕方なく!これで風邪でもひいて仕事出来なくなって、万が一にも中也さんに仕事がまわりでもしないようにしてあげただけ…本当だからね!?』

立原に関しては、何でか素直になれない。
でも本当に、私は世話焼きなわけでも律儀なわけでもない…はず。

焦って大きな声になるのに、それでも眉一つ動かさずに眠る立原に少し和んだ…ような気がしたが、とりあえず首領の元に行くため、携帯を取り出す。

また私の顔を知らないからって撃たれたりなんかしたら大変な事になるからね、相手が。

「こんな時間に蝶ちゃんから電話が来るだなんて嬉しいよ!どうしたんだい突然?」

『あ、首領。すみません、突然なんですがその…と、友達に私の事を話したくて。あ、勿論カルマ君もいますし、不利益になるような情報は何も漏らしていません』

「蝶ちゃんが情報を漏らすかもだなんて事、心配していないよ私は。それにしても蝶ちゃんが友達を連れてくるとは、嬉しいねえ…僕の部屋においで、警備の者も外に出しておくから、安心して話せばいいよ。」

首領の一人称が僕になる。
ポートマフィアの首領から、ただの森鴎外さんになって接してくれている証拠だ。

『そこまでしてもらっていいんですか?ありがとうございます!じゃあ今から行きますね』

「うん、僕も蝶ちゃんのお友達と話をしてみたいしね。待ってるよ」

首領が通話を切るのを待ってから、首領の部屋へと繋がる扉を作り、三人に入ってもらうよう促す。

見知らぬ所に連れてきてしまったため、カルマ君でさえも恐る恐るとして首領の部屋に入っていった。


シャッターを開けて明るくなっている首領の部屋では、首領がいつもの椅子には座っておらず、立って私達が来るのを待っていた。
こちらに向けられる笑顔を見るだけでも、本当に嬉しく思ってくれているというのが伝わる。

やっぱ心配かけてたのかな、学校の事。

「し、失礼します!」
「お邪魔します…って、あれ?どこかでお会いしたような…」

「こんにちは。森さん…だよね?久しぶり」

三人がそれぞれ挨拶をする。
それにしてもカルマ君だけ軽いな、首領と何でこんな打ち解けてるの君。

『失礼します。すみません急に』

「いやいや、蝶ちゃんが自分からお友達を連れてきてくれたんだ!そんなに堅くならないで大丈夫だよ!」
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