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第26章 帰郷


捩摺本人にも離れてもらって、やっと始解が出来そうだ。
本人はいてもらっても構わないのだけど、まあ何かあった時に皆を守ってもらわなきゃいけないし。

「な、なあ…捩摺…さん?蝶ちゃん、だいたい何の武器使ってもコントロール力凄すぎて周りに被害なんか出さないんだけど…どうして離れてくれなんて?」

「他の武器を扱ってるところを殆ど知らねえからなんとも言えねえんだが…まああれじゃないか?気分がのって手加減出来なくなるからだろ、あの戦闘狂は」

「「「「戦闘狂!!!?」」」」

『ちょっと、みんなに変なこと言うのやめてくれない?』

「事実だろうが稽古馬鹿」

言い方ってものがある、失礼しちゃうわまったく。

殺せんせーから距離を取って、再び刀を構え、それからその改号を口にする。

『水天逆巻け、捩摺…!!』

渦巻く水流に、風圧が外へ弾き出す。

「な、っ…さっきの竜巻はやっぱり貴女でしたか!!」

『…ごめんね殺せんせー、私の斬魄刀…先生の苦手な水を扱うのが得意なの』

「「「「何っ!!!?」」」」

高めの位置で構え、片手首を軸に槍を回転させる。
ああ、よく真似したものだ…いつぶりだろうか、この動きは。

それから突いて、裂いて、斬って斬って…動くことを、舞うことをやめない。
止まるな、止まるな…私はどこにだっていける、なんだってできる。

独りじゃ、ない。

「にゅやあああ!!?ちょ、ちょっと待って蝶さん、貴女なんでそんなに速いの!?待っ____『待たない』!!!!!」

『攻撃するのなら…“斬る”…ッ』

「!…ふふ、いい目だ」

「…?」

宣言してから、殺せんせーの身体を斜めに切り裂いた。

「「「「!!!!!!」」」」

それからすぐに捩摺を下ろせば、少ししてからすぐ先生の体は再生する。

「…見事、です…蝶さん。先生、完敗ですね……これは、眠れる獅子を起こしてしまった感じでしょうか?末恐ろしい」

『よく言われます。楽しかったですよ、せんせー』

ニコリと笑えば冷や汗をダラダラと流す殺せんせー。
よかった、残酷な斬り方を選ばなくて…みんなの目があった以上、流石にやり過ぎるのはよくなかったはずだし。

「澪ちゃん澪ちゃん、さっきのボクの受け売りっスよねえ!?嬉しいなぁ、そんな風に糧にしてくれてたの〜??」

『…喜助さんノリが面倒臭い……ちょっと、疲れた』
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