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第15章 大切な人


『ち、中也さん…帰ったらもっといっぱいお願いしていい…?』

「いいのはいいが…お前その脚で出来る事っつったら限られてくるんじゃねえの?あんまり無理しそうな事頼んできやがったら仕置きするからな」

『そ、そんな事頼まないし…』

「どうだかな…まあ今日はこんな状況だし、今日だけと言わず脚がちゃんと治ったらもう一日何でも聞いてやるよ」

『……中也さん割といつもなんでも聞いてくれるよね?』

言えば再びデコピンされた。
い、痛くないのに雰囲気が痛い…

「んなわけあるか、今日は特別だ特別、まるで俺がお前にめちゃくちゃ甘ぇみてえになるだろ……上に乗られてっと色々意識すっから、そろそろ真面目に降りてくれねえか」

『中也さん私に甘々じゃない、今更遅いよ。…降りなきゃダメ?』

「お前な、シチュエーションがやばいのに早く気付いてくれねえか!?しかも考えてもみろ、好きな女にんな事されてて俺の理性が奮闘中なんだよ!!!」

『やばい…?……いいじゃない、別に私達、子供じゃないんだから』

「お前の学校の保健室だから余計に____」

ガララッ、と音を立てて開いたドア。
そして、シャッと開けられたカーテンに…大勢のギャラリー。

E組に探偵社、組合の三人、烏間先生とイリーナ先生はさる事ながら、浅野さんや浅野君に五英傑の子達、それに他クラスのギャラリーまで。

保健室に押し寄せていたらしき人物一同からこの場を目撃され、辺りは凍りついた。

『あれ?…えっと、どうしたの?』

「ううん、蝶、それ俺らの台詞ね?蝶が足の骨折ったっぽかったし貧血でしんどそうだって聞いて……で、来てみたらなんか起きてるっぽかったし、それで開けたら…………蝶に何させてんの中也さん?」

「な!!?違っ、これどう見たって俺がやられてる側だろ!!!蝶が自分からこっち来て離れねえんだよ!!!」

『離れなきゃダメ…?』

「離れろとか誰が言ったんだろうな、ぶっ飛ばしてやるぞそんな奴!!好きなだけいればいいぞ可愛いなあもう!!!」

ヤケとも取れる中也さんの言葉に気を良くして、中也さんにギュウッと抱き着いた。
やっぱり好き、大好き。

「し、白石さん?あの、棒倒しの件についての報告があっ『今度にして浅野君、今私中也さんに忙しいから』え!?あ、ああ…じゃなくてだな!?約束通り甘い物をと…」

『甘い物!!?』
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