第8章 お正月 <双子6歳>
シャーロックホームズの衣装を手に入れた和也のテンションの高さに驚く大人たち。
「和、よかったね!今度、着てあれ、やってね」
智はニコニコしながら和也に話しかける。
「うん、智にも貸してあげようか?」
「ほんと?じゃぁ僕のクマくんも抱っこしていいよ」
なんともほのぼのとした会話を繰り広げる二人に大人たちは癒される気持ちで見守っていた。
「さて、このあとどうする?」
斗真が翔たちに問いかける。
時間的にはまだ十分にあちらこちら行ける時間だが子どもたちのことを思うと無理は出来ない。
「あのさ、実はね今日の6時から【ライオンキング】のチケット取ってあるんだけどさ。
あれなら智くんや和くんも楽しめるかなぁって思って」
斗真が翔たちに言う。
「マジで?それすごい喜ぶと思う」
潤が興奮気味に言う。
「だったら一旦、宿に戻って少しお昼寝させた方がいいんじゃない?」
時計を見ながら雅紀が言う。
「だよなぁ。
いくら新学期からお昼寝がなくなるとはいえ、活動量が違うもんな」
翔が頷きながら言う。
「あのさ、俺、二人つれて一旦、宿に戻るよ?
翔さん、雅紀と買い物とかたまにはしたら?
兄弟水入らずっていうのもたまにはいいんじゃない?」
潤が言うのに斗真が乗っかる。
「じゃ、俺も潤くんの方に乗っかる。
一旦戻ってちょっとやりたいことがあるからさ。
17時30分にレスタースクエアの劇場前でどう?」
斗真が笑いながら提案した。