第77章 専属達の夜さり来い
本郷視点
男性「食べながらでも 良いじゃないか」
俺に向かってくる男性。
「落ち着いてくださいっ」
のけぞりながら、丁寧に対応する。
(お酒が入ると 言う事 聞かないガキ…)
男性「大野さん!」
他の男性が大野さんを見つけて走って行く。
(ああ… 止めきれなかった…)
大野さんと櫻井さんを囲むスポンサーの方々
(ああ…すみません…)
お二人の専属ではない俺は 一歩下がって見守る。
男性「マネージャーくんもどうぞ!」
琥珀色の液体が入ったグラスを俺に差し出す別の男性。
「え?僕にも?」
勢いで受け取ってしまったグラス。
ちらりと二人の方を見ると、二人ともグラスを上げ 口にしている。
(二人が飲んだから このくらいは俺もいいかなぁ?)
一口飲む
(ん♡ 飲みなれた日本のビールは やっぱうまい!)
吉桜「あ!飲酒みっけ!」
大きい皿を持った状態でニカッと笑うキッチィ。
「いいじゃん わーかっちゃ」
クッと飲み干す。
吉桜「一杯だけですよ、目ぇつぶってまーす」
ふふっと笑って俺の側を通っていくキッチィ。
(あ ボンだ)
ボンがカップを数個乗せて フルフル腕を振るわせて歩いている。
自分の手にあるグラスをソッと太ももまで下げる。
(たぶん俺の飲酒とかボンは気にしないだろうけど
他の人にバレてあだげられても困るから…
強い匂いがある生フルーツとか持って、ボックスに帰ろぉ)
デザートのコーナーに走る。
フフフッん~~
足下や建物の継ぎ目が淡くオレンジに輝き風景に溶け込んでいく。
(会場のナニカ…か?ヒトはあまり気にしていないな…)
『いぃやぁあああああ』
甲高い耳鳴りのような高いボンの鳥語が響く。
『食べなきゃ 死んじゃう』
(何事!ボン!!)
急ぎ飛行でお側に帰ろうとした時
{問題ないです。僕で対処できます}
キッチイの念通が飛び込んできた。
ふっと力を戻す。
{了解}
(とは…言っても戻らねば!)
目の前のフルーツの盛り合わせをそのまま抱きかかえる。
「おぅぅ待たせしてないかも
ですけど デラックスフルーツ盛り合わせです」
ボックス席にテンション高めに入る。
吉桜「お疲れ様です」
通常運転のキッチィ。
「おう!」
ドンとテーブルの上に乗せる。