第68章 ヘリから車へ
大野視点
S「お疲れ様」
翔くんが俺の肩を叩く。
「ん お疲れ様」
翔くんの方に体を向ける。
S「いこう」
翔くんが俺の背中をポンポンっとしてきた。
俺たちを映しているカメラマンの向こう側で、たくさんのスタッフが拍手とシャカポーズをしている。
「うん」
俺も翔くんの背中に手をポンポンと叩く。
A「ニノ!」
N「おう」
しっかり手を取ってハイ握手。
(はー
確か この後 事務所主催の打ち上げだったな
面倒だな。帰りたいな)
≪我が君のお望みなら直ぐにでもクグリド用意します≫
歩いている自分の影から声がする。
(クグリドかぁ~ ん?)
視線を感じて その方向を向くと、翔くんが俺を見つめている。
(会話聞こえた? まさかね~)
S「智くん」
翔くんが歩幅を合わせて並ぶ。
「はい なんでしょう」
S「駄目だよ 一人で帰らないでね」
翔くんが怖い笑顔で言う。
「はっ はい」
(さからうと やばいやつだ)
M「急ぎましょ」
松潤がポンと手を叩く。
その音で 翔くんの表情が普通に戻った。
(ナイス潤!)
心の中で親指を上げる。
S「お待たせしたら 大変だ」
翔くんが走り出す。
N「いきますよぉ」
翔くんを追いかけるニノ。
M「よしよし」
ニカッっと俺に笑顔を見せ走り出す松潤。
(確信犯だったのかぁ 後で お礼言っとかないと…)
A「えー プール行きたいのに!!」
ブーっと口を尖がらせる相葉ちゃん。
「今日は、やめとこ?」
ポンポンと相葉ちゃんの肩を叩く。
A「じゃ 絶対ナイトプール行こうね?」
「ナイトプール?どこにあるのさ」
A「ハワイだよ! どっかにあるよぉ 泊ってるホテルとか 隣のホテルとか」
ブンブン腕を回して話す相葉ちゃん。
「後で調べてもらおうね」
(ハイテンションすぎる)
M「おーい 早く!!」
松潤が俺たちを呼ぶ。
「ほら 急ごう」
相葉ちゃんの背中を押す。
(翔くんと松潤 ふたりにお説教 なんかされたら 恐ろしいことになる)
A「OKぇ」
スキップのような足取りで楽しそうに体を揺らす相葉ちゃん。
(おーけーで 済むか!!)