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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第73章  ホテルに到着


相葉視点

S「二のぉ ごめんね 少し上げるよ」
 翔ちゃんがニノのズボンを掴んで車いすの方に腰を向ける。


「だぁ!
(ちょっと そんな持ちかたしないで!!

 ああ 体に跡が残る!!)

体の角度とか、座る位置とか、気に入らなくて、そこにいきたい。

(ちょっと マジ離して!!)
 潤ちゃんの腕が 俺を離してくれない。


 しゃがむ大ちゃん。
 車いすを動かす橋本さん
 ニノを抱える翔ちゃん。


(俺がっ 俺もっ そっ そこに… あっ…)

自分の手や足が小刻みに震えている事に気づいた。


(俺…どうしたんだろう 力が入らない…

 苦しい… 胸が?

 違う…

 痛い…どこが?

 わかんない…

 この  痛いの なに…)


顔を上げると 車いすに座ったニノが見える。

「ずぅんちゃん…」
潤ちゃんの腕にしがみつく。


M「大丈夫だよ」
 潤ちゃんの優しく声が頭の上から聞こえる。


橋本「それでは部屋に参りましょう」
 車いすのニノが動きだす。

(うん いく)

潤ちゃんの腕から出て、車いすを追う。



 ニノが ニノの部屋に入っていく。




「Mr.Sakursi」
 翔ちゃんを誰かが呼んだ。

その声の方を向くと、知らない男の人が歩いて来る。


(だれぇ…)



歩いていた方向と違う方に体を向けたから、足がガクッとなる。

(あ あしっ…)

O「おっと」
 大ちゃんの腕が俺の腕を持つ。

(あ ありがとう 助かった)

M「こっち 俺が」

(ああ 潤ちゃんも…ありがとう…)


翔ちゃんが笑顔で知らない男の人を握手をしている。

(翔ちゃんが 笑顔って事は 大丈夫な人?)


俺の躰を支えてくれる大ちゃんが少し固まった感じがした。


S「please see "NINO".」
 ニノの部屋の扉を開ける翔ちゃん。


(お医者さん なんだね よかった ニノ…カズを助けて…)

Dr.「I see.」
 男性が部屋の中に入ろうとする。


「大ちゃん…俺も一緒に カズの側に行きたい 連れて行って」
声を絞り出す。


 大ちゃんが俺の背中をポンっと叩いて部屋の方に動き出す。


(今…行くよ カズ 側に 行くから…)
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