一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結
「好きな席どうぞ!
ごゆっくり!」
サクラさんの声に
ピクリと動く肩
ユックリ進む足
好きな席…か。
辿り着いたのは
久しく埋まってない
窓際の席
あの人の指定席。
腰をおろして
カウンターを見ると
並ぶサイフォン
テキパキ動くサクラさんの姿
いつもはあそこに自分が居て
ここには…
布施さんが居て…。
「メッチャ見えんじゃん。
見ててくれよな…バーカ」
名前も顔も覚えてくれてたし
もしかしたら…なんて思ってたのに、な。
大きく吐かれた溜息が
「おまちどうさまー!
サクラさん特製の賄い
肉スペシャル!」
ドカンと盛られた生姜焼きにかかる
"多い"と文句言える空気じゃないから
詰め込んで一旦家に帰り
遅番の10分前に
また同じ店に戻った
「結構、雰囲気違うんスね…」
落とした証明
少し大人びたBGMと
昼とは違う制服
「基本酒だけしか出ないから
二口は提供とオーダー取りと
使う酒の用意頼むわ
作り方教える時間ないから
これ、一応マニュアル
目を通しててくれ」