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おそ松とキスとか ※一応R18

第1章 おそ松とキスとか


「はぁ…マジ、もう無理だわ俺…」

『な、何が…?』

「ね、1回。1回だけでいいから、お願い!ちゅーしよ?ハル。」

『はぇ⁉︎⁉︎え、今⁉︎だってまだ1回目のデートだし…ちょっ…』

私の言葉に聞く耳持たず、彼は私の方へと距離を縮めてきた。うわわわ、近い近い!!…って、ぅ、わっ⁉︎⁉︎

とっさに後ろへ下がると同時に、私の視線はぐるんと天井を差した。

…しまった。
後ろはベッドだった。

私は膝カックンを受ける形で、ベッドへと倒れこんでしまった。

やばい。これはまずい。まるで了承したかの様じゃないか!

多分顔面蒼白であろう私を見ても、彼はお構いなしに、近づいてきた。暗くて顔が分からないよ!どんな表情してるの⁉︎怖いよ!!

…気づけばそこには仰向けの私と、その両サイドに手をつくおそ松。大変だ。逃げられない!上体を起こせば、必然的に顔同士が近づく訳だし、おそ松の手のせいで横への逃げ道も潰されてるし…。

「…な、ハル。ホント、1回だけだから。つか彼女の部屋で2人きりで、手を出さない方がおかしいから!キスだけでいいから!…だから、さ…」

至近距離にいる彼が、頬を少し赤らめながら、真っ直ぐに私を見つめていることが分かった。

う、うわあ…!おそ松が普段しない表情してる…。

恋愛経験がない私でも、ベッドの上で、この体勢で、彼氏がこんな「男の人」って顔をしていたらもう、どういうことになるか想像できる。

…キ、キス…するの?しちゃうんだよね…?

覚悟を決めて、私も静かに彼を見つめる。

「ハル…ホント、可愛いわ…」

おそ松は、そう呟いてゆっくりと、少々ぎこちない様子で、顔を近づけてくる。

初めてのキス…。テレビやネット、夢でしか知らないキス。こんなにドキドキするんだ…。

視界にはもう、おそ松しか写っていない。私は、ゆっくりと目を閉じる。

当たり前だけど、キスするときは彼の顔が見れないんだなぁ…私、変な顔じゃないかな………あ…おそ松の匂いがするーーー

「ん、…。」 『…ふ、…。』

瞬間、唇に感じる感触。少しカサついていて、でも柔らかくて…。もっと弾力のあるものだと思ってた、でも、うん、凄い。何か、本当、これは、ぬいぐるみや枕では再現できないよ。唇と唇がくっついてる感覚。
何だろ、少し温かくて、ドキドキして、これーーー…
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