第18章 Will never let you go…
二宮side
俺だって…。
この人の隣にいられるから…。
ここにいる。
この人が後ろから背中を押してくれるから
いろんなことにチャレンジしてきた。
本当だったら俺は
表になんて立ちたくないんだ。
でも表に立たないと
この人といられないから…。
ねぇ智…。
すぐそばにいるのに…
なぜか遠く感じるこの距離を
どうやったら埋められる?
再び身体を横たえた智を見ながら、
声にならぬ声で問いかける。
自分から行ったら…多分拒否される。
試しに声をかけたけど…。
やっぱりね?
ならば…智に来てもらえばいいよね?
「俺がさ、寝れないから…
智、ギュってしてくれる?」
ちょっと甘えて言ってみれば…
きっと智もイヤっていわないよね?
案の定…あの人の腕が伸びてきて
俺を抱き寄せる。
ゆっくりと近寄る身体。
鼻腔をくすぐるこの人の香り。
智…もう二度と離さないよ?
大好きだから、愛してるから…。
「智…ありがとう
このまま…しててね?」
抱きしめる腕が離れないようにと願う。
わかったと言う変わりに腕に力がこもった。
O:「和…寝よ?
このまま…こうしてるから…ね?」
この人は…なんでこうなんだろう?
自分の傷を隠して俺を優先するんだ…。
ねぇ…もっと自分を大事にしてよ。