第18章 Will never let you go…
大野side
気がつくと家にいた。
車に乗ったところまでは覚えていたけど…
そっから先は記憶にない。
きっと相葉ちゃんたちが
運びいれてくれたんだろうなぁ。
暗さに目が慣れてきて
自分がどこにいるのかわかる。
最上階のフリースペースだ…ここ。
僕のすぐ横には和が寝てて
その横には雅紀が寝てる。
ちょっと離れたところに潤くんがいて
その奥に逆向きになってる翔くん。
いつもの光景といえばいつもの光景の
そこになぜか笑いがこみ上げてきた。
小さな声が漏れて…
自分がこうやって笑えることに
ちょっと嬉しくなる。
嬉しくて笑いと一緒に涙も出てきて…。
声が漏れないようにって思ったのに…。
N:「智?起きちゃった?」
和の声に慌ててしまう。
「ごめっ…起こしちゃった?」
N:「ううん、そんなことないよ?
それより眠れないの?」
「いや…大丈夫…寝る…」
そのまま起こしていた身体を横たえる。
「ごめん…和…寝て?」
N:「智…ちょっとおいで?」
「え?」
和の言ってることが理解できなくて
固まるおいらに和がにっこり笑う。
N:「どうしたの?
じゃ、俺から行こうかな?」
「和?」
N:「俺がさ、寝れないから…
智、ギュってしてくれる?」
和が小声で言う。
寝れないなんて嘘だよね?
おいらを思って言ってくれてるんだよね?
そう思ったら…
拒むことなんて出来なかった。