第18章 Will never let you go…
櫻井side
そのまま、これまでの感情をすべて
吐き出すように泣き続けた智くん。
抱きしめていた俺のシャツの胸元が
しっとりと湿り気を帯びた。
ひっくひっくと子どものように
肩を揺らしながら泣き続ける
愛しい人を抱きしめていた。
この体温が腕の中にあるのが
本当にうれしくて…。
そんな俺たちをしばらく見守ってた3人は
そのうち若干、苦笑しながら
いつでも出られるように
準備してくれていた。
ようやく落ち着いたころ、
智くんに声をかけたけど…。
O:「いい…帰らない。
ここで一人で寝れるから…」
まさかの帰宅拒否に4人で顔を合わせる。
M:「智さん?なんで帰るのがいやなの?
ちゃんとさ、説明してくれないと、
俺たちも帰れないよ?」
A:「ね?大ちゃん?話して?
何かが怖いの…かな?」
雅紀が智くんの顔を覗き込みながら聞くと
小さく頷く智くん。
N:「怖いって何が?」
ニノの声に智くんが小さな声で言う。
O:「みんなで帰ったら…撮られる。
そしたら…ばれちゃう…。
専務が家を撮られたらダメって…」
怯えるような表情で言う智くん。
そういうことね?
ニノと潤も理由を察したみたいで…。
雅紀だけは
智くんの不安に引き摺られるように
心細げな顔で俺たちを見た。
まずはこれを解決することが先かな?
そう思って智くんの顔が見えるところに座り
話をすることにした。