第18章 Will never let you go…
櫻井side
泣きそうな顔で…不安そうな顔で
それでも一生懸命、前に進もうとしてるのが
わかっちゃったから…。
俺は拗ねてる場合じゃないと思った。
俺も…進もう。
いつもはあの人が照らしてくれてる道を
当たり前に進んできてた。
その人が立ち止まって迷ってる。
そして…俺たちもまた…。
甘えててごめん。
支えるって言いながら
ちゃんと支えきれなくてごめん。
今度こそ間違えないから。
みんなで進むために…
しばらくの間は俺が代わるから。
「智くん…」
かすれて小さな声しかでなかった。
それでも…智くんはこっちをみてくれた。
それだけで十分だった。
もう…いいや。
くよくよ考えない。
俺がこの人のことを好きで好きで堪らなくて
絶対手放したくないのは
変わりのない事実で…。
例え離れたいと言っても
離す気が無いんだから…。
何を言っても…何を思っても…。
この人だって…言ったじゃないか。
離さないって…。
「智くん…あのさ?さっきの言葉…、
俺、すごいショックだった。
例え本気じゃなくても…
あんな風に思ってるの
すごくショックだった。
でもね、ニノたちが言ってくれたから
俺はこれ以上言わないよ。
だけど…一つだけ覚えておいて。
智くんが【嵐】を抜けたら…
その時が【嵐】の最後だから。
【嵐】は【5人で嵐】だから…。
誰が欠けてもダメだから」