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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第18章 Will never let you go…


大野side


「『嵐』やめたい…」


自分でもこんなこと
口走るとは思ってなかった。

でもずっとどこかで思ってたのかもしれない。

口にしたら少し何かが軽くなった。

おいらがいなくなれば…
みんなは幸せになれる。

女の子と結婚して子ども作って
当たり前の幸せを謳歌できるはず。

よくよく考えればおかしいのに
この時はこれが正しいと思った。

だから…
言ってちょっと未来を想像したら
なんか笑えて…。
それがそのまま表情に出たんだ。

でも次の瞬間、ほっぺが熱くなって…。

ニノが掌を見つめながら
声も出さずに泣いてた。

相葉ちゃんがおいらに抱きついてきて
なんか言ってる。

潤くんが凄い目でおいらを見てる。

翔ちゃんは無言で真っ青な顔をしてた。

それをどっか違うところから
俯瞰してる自分がいる。

どっか壊れたのかもな…。

どうしよう…
こんな顔させたいわけじゃないのに…。

でも一度出た言葉は引っ込まない。


S:「智くん…本気?」


どれくらい経ったかはわからない。
ようやく音がきちんと聞こえて、
その音が意味することがわかるようになった。


「翔くん…」


S:「『嵐』やめたいって本気?
  やめてどうするの?
  やめてどうなるの?

  曖昧なままじゃ認めないから…」


翔くんの静かな声が響く。

翔くん…おいらもわからないんよ。

でも…。


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