第18章 Will never let you go…
櫻井side
O:「あいつと一緒にいただけで
あんなに大きな騒ぎになって…。
コンサートでみんなに
嫌な思いさせて…。
今もおいらの代わりに
みんなの仕事が増えて…。
女でもあんななのに…。
メンバーとなんて…バレたら…」
そのまま唇を噛み締めて黙ってしまった。
智くんの考えてること、
怖いと思ってることの片鱗が見えた。
記事が出たことや
その後のコンサートのことは
それでも、
それなりに昇華できたんだと思う。
でも、あんな形で叩かれて、
ネットに色々出て
マスコミ対策でホテルに一人で居て…。
過去と違いすぎる状況が
この人に色々想像させて
縛り付けてるんだ…。
N:「智…そんな顔しないで?」
俯く智くんの頬をニノが掌で包み込み
上を向かせる。
N:「大丈夫だから…。
俺たちが守ってあげるから…」
O:「ダメなの…それじゃ…ダメなの…」
ふるふると頭を振りながら
ニノの言葉を否定する智くん。
A:「大ちゃん、何がダメなの?」
O:「わかんないけど…ダメなの…
このままじゃ…。
みんなのこと巻き込む…」
M:「巻き込めばいいじゃん?
むしろ、俺から飛び込んでやるよ?
それじゃダメなの?」
O:「ダメだよ、潤くん。
それはダメ。
みんなはおいらと違って
才能があるんだから…
おいらなんかに巻き込まれちゃ
いけないんだよ?」
そう言って智くんが微笑む。
その表情はすごく透明で
すごく儚く思えた。