第18章 Will never let you go…
櫻井side
しばらくしてようやく落ち着いた智くんが
顔をあげた。
O:「黙っててごめんね。
薬…飲んでた。
ホテルにいる間…眠れなくて…。
でもみんなと会える収録を
飛ばしたくなくて…。
そんな時に教えてもらった
お医者さんのことを思い出したの。
薬を飲んだっていったらみんなに
軽蔑されると思って…。
怖くて…言えなかった。
家に戻って…
みんなが傍にいてくれたから…
その間は飲んでなかったけど…。
今は…」
N:「ここに一人でいたから?」
ニノの声に無言で頷く智くん。
A:「家で俺らと寝てた時は平気だったの?」
O:「うん…。みんなといると平気だった。
すごく安心して…ゆっくり眠れた。
でも…同時に怖かった…」
M:「『怖かった』って?
どういう意味?」
O:「一緒にいたら…その………
欲しく…なるじゃん?
でも…怖くて…バレたら…嵐が…」
そこまで言うとまた顔を伏せる智くん。
俺たちはそのまま無言で智くんが
話しはじめるのを待った。
なんだか
そうしなくてはならない気がしたんだ。