• テキストサイズ

しあわせはここにある【気象系BL小説】

第18章 Will never let you go…


櫻井side


抱きしめた体の小ささは
あの頃を思い出させる。

でも…俺たちはあの頃とは違うから。

食べ終わった3人もリビングにやってきて
それぞれ思い思いに座った。


M:「智さん?紅茶煎れてきたよ?
  ここに置くね?」


潤が湯気の上がるマグカップを
ローテーブルに置く。


「紅茶なんてあったんだ。
 智くん、案外、用意がいいんだね?」


まだ越してきてそんなに経ってない
部屋にあるとは思わなかった。
だからそのまま素直に言ってしまった。


A:「翔ちゃん、それ、
  おれが貰ってきたの」


雅紀が何でもないように言う。


「あっ、そうなんだ。ごめん、
 ちょっとびっくりしたからさ」


A:「いいの、もともと大ちゃんに
  渡すつもりで預かっただけだから」


M:「そう聞いたから勝手に使っちゃった。
  智さん、ごめんね?」


O:「ううん、平気。ありがとうね?」


小さな声で智くんが二人の会話に加わる。


N:「で、誰から貰ったの?それ」


和が話を戻すように聞くと
意外な名前が雅紀の口から出た。


「それって…」


智くんのいたホテルを教えてくれた
その人の名前。


A:「うんそう…あの人」


智くんだけが不思議そうな顔をしている。
それもそうだよな…。


N:「あのね…あの人が
  智のいるホテルを教えてくれたの」


M:「智さんさ…ホテルにいる間に…」


潤が言い辛そうに息を飲んだ。

潤が言おうとしていることが
わかったから…。

潤に視線を送った。

/ 1081ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp