第18章 Will never let you go…
大野side
薄闇の中で目が覚めた。
いまいち覚えのない場所に
一瞬パニックになったけど、
すぐにそこが新しいマンションの寝室だと
認識したら少し落ち着いた。
なんで…こんなところで寝てるんだ?
ゆっくり身を起こしてくらくらする頭を
我慢しながらしばらく考えを巡らす。
…あぁ、そうだ。
わかった瞬間、潤くんのことが気になった。
自分のあからさまな態度に
傷ついたかもしれない…。
そんなつもりじゃなかった。
でもあの瞬間…怖かったんだ。
謝らなきゃ…。
ベッドを飛び降りようとしたその時、
おいらの前で扉が開いて
細い明かりが射し込んできた。
そこには相葉ちゃんがいた。
A:「あっ、リーダー起きたの?」
驚いてる僕にのんびりと声をかけてくる。
その声音は飛び出そうとしてた僕を
抑えるのには充分だった。
「相葉ちゃん…なんで…?」
ここにいるの?という言葉が
口から出る前に歩み寄ってきた相葉ちゃんの
腕の中にいたおいら。
一瞬震えた体を宥めるように
相葉ちゃんの手が背中を上下する。
A:「大ちゃん、お腹、空いてない?
向こうで食べよう?」
今の僕の状況に何も言わず何も聞かず、
ただ普通に食事に誘う相葉ちゃん。
一瞬身構えた体から力が抜けて
それに呼応するようにお腹が鳴る。
A:「ほら、お腹も食べるっていってるよ?
行こう?ね?」
その笑顔に優しい声音に逆らえなかった。
ひとつ頷いて相葉ちゃんの腕に
エスコートされて、部屋を出る。
リビングの眩しさに目を瞑るおいらの横で
相葉ちゃんの声が響いた。