• テキストサイズ

しあわせはここにある【気象系BL小説】

第18章 Will never let you go…


大野side


薄闇の中で目が覚めた。

いまいち覚えのない場所に
一瞬パニックになったけど、
すぐにそこが新しいマンションの寝室だと
認識したら少し落ち着いた。

なんで…こんなところで寝てるんだ?

ゆっくり身を起こしてくらくらする頭を
我慢しながらしばらく考えを巡らす。


…あぁ、そうだ。

わかった瞬間、潤くんのことが気になった。

自分のあからさまな態度に
傷ついたかもしれない…。

そんなつもりじゃなかった。

でもあの瞬間…怖かったんだ。

謝らなきゃ…。
ベッドを飛び降りようとしたその時、
おいらの前で扉が開いて
細い明かりが射し込んできた。

そこには相葉ちゃんがいた。


A:「あっ、リーダー起きたの?」


驚いてる僕にのんびりと声をかけてくる。

その声音は飛び出そうとしてた僕を
抑えるのには充分だった。


「相葉ちゃん…なんで…?」


ここにいるの?という言葉が
口から出る前に歩み寄ってきた相葉ちゃんの
腕の中にいたおいら。

一瞬震えた体を宥めるように
相葉ちゃんの手が背中を上下する。


A:「大ちゃん、お腹、空いてない?

  向こうで食べよう?」


今の僕の状況に何も言わず何も聞かず、
ただ普通に食事に誘う相葉ちゃん。

一瞬身構えた体から力が抜けて
それに呼応するようにお腹が鳴る。


A:「ほら、お腹も食べるっていってるよ?
  行こう?ね?」


その笑顔に優しい声音に逆らえなかった。

ひとつ頷いて相葉ちゃんの腕に
エスコートされて、部屋を出る。

リビングの眩しさに目を瞑るおいらの横で
相葉ちゃんの声が響いた。


/ 1081ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp