第17章 Rolling Days
櫻井side
潤を起こして、バスルームに押し込んで
自分も部屋に戻る。
自分の部屋のドアを開ける寸前、
智くんの部屋のドアに目を向ける。
どうしてる?ちゃんと眠れた?
一人で苦しんでない?
昨日の光景が目の前に浮かぶ。
いっそ、部屋に行こうか…。
スエットのポケットにあるカードキーに
手を滑らせる。
ボケットから取り出そうとして…やめた。
ここで俺が一人バタバタしても仕方ない。
まずは自分が冷静にならないと…。
そう決めたらなんか少し落ち着いた。
自分の部屋のカードキーを手に取ると
ドアのスリットに差し込んだ。
時間を逆算しながら支度を進める。
集合時間の5分前にホテルの駐車場に行くと
既に智くんがいた。
隣にはニノがいて二人でなんかやっている。
O:「うわっ、ニノだめだって!
それ、擽ったい」
N:「おじさんが湿気た顔してるのが悪い」
いいながら腰を揉む手を緩めない。
智くん、腰、弱いもんね。
「ニノ、適当なところで、やめないと
智くん本番前にバテちゃうよ?
おはよ、智くん。寝れた?」
声をかけると、二人の目が俺に向いた。
O:「翔くん…おはよ」
そう言った智くんの顔は
いつもの彼のように見えた。
N:「翔ちゃん、顔、浮腫んでない?
あとでマッサージ、
した方がいんじゃない?」
ニノがからかうように言うから脇腹を
擽ってやった。
それを見ている智くん…。
笑ってくれてる?
相葉くんと潤が合流して
俺たちは会場に向かった。