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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第17章 Rolling Days


櫻井side


たくさんの先輩や後輩たちがこの檻を出た。
彼らの多くがこの檻の中にいた頃、
あり得ないような人気を誇ってた。

だからね、檻を出て広いサバンナに還っても
余裕で生きていけると思ってたんだ。
  

でも、現実甘くなかった。
やはり、なにもしなくても餌が出る生活に
長く浸りきれば、たとえ野生が残ってても
厳しいサバンナでは生きていけない。

その多くが、物凄い苦労をして…
過去の栄光にすがるようにして生き、
そして…転がるように落ちていくのを
見てきた。

俺たちは…その轍は踏まない。

決して踏まない。

もしも誰かがそんな危険を犯すなら
身を呈して護っていくって
彼らの姿を見るたびに思ってるから…。

智くん…貴方のことも…。

例えそれが大切な人を閉じ込める
愚かな行為であったとしても…
それで守れるならどんな手でも尽くす。

そうだよ、この檻をいっそ
自分らの世界にしてしまえばいい。

そうすれば…ここを支配できる。
自分らで支配した場所なら自由だ…。

だから今は、この檻にいようよ?智くん。

大丈夫、貴方を傷付ける全てから
きっと守って見せる。

俺だけじゃない、
ここには3人の最強の味方がいる。

貴方と5人ならなんでも越えられるよ?
きっと。

そんなことを思いながら気がつけば
眠りの淵に落ちていた。
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