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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第17章 Rolling Days


大野side

ステージを降りてジャケットを
スタッフに預けて代わりの上着を羽織って
移動用のバスに乗り込む。


微妙な雰囲気の車内。

その原因であるおいらはどうすることも出来ず
昨日同様、後ろの端の席に座ると
俯いて目を閉じる…。

さっきまでの興奮と喧騒は嘘のようで
夢のような空間にいたから、
そこからの落差が尋常じゃ無いように思えた。


ホテルについて部屋に戻る。

すぐに部屋着に着替えて、着ていた衣装を
取りに来たマネージャーに渡した。


その時に小声で耳打ちされた。


『打ち上げには参加しないでください』


初日を無事に終え、恒例となっている
チーフクラスのスタッフが集まって行う
簡単な打ち上げ。

実際は打ち上げと言いつつもその場で
打ち合わせになることの方が多いけど
多少なりともお酒が入る場にはなる。


今の状態で参加など出来るわけがない。

そんなの…言われなくたってわかってる。

わかってるけど…
実際、口に出して言われると
すごく重い言葉に感じる。


お前にその場に行く資格はないと
断罪されたみたいで…。

重い気持ちのまま部屋の奥に戻った。

静かすぎる部屋。

静粛に押し潰されそうでテレビをつけた。

テレビに映る番組の内容なんて
少しも入ってこない。

なのに…複数の話し声がまるで自分を
責めてるように感じて…風呂場に逃げた。
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