第17章 Rolling Days
大野side
目を瞑って黙ってるおいらを
ニノも相葉ちゃんも放っておいてくれる。
なにも言わなくてもわかってくれる…。
すごく楽で心地いい。
おいらいつの間にかこれが
当たり前になってたんだよなぁ。
それが…きっとダメだったんだと思う。
わかってくれるのは当たり前じゃない。
すごく特別なことなのに…
だれもが当たり前にしてくれると
どこかで思ってたんだ。
あの写真だって…。
事務所が止めるにちがいないと
胡座をかいてたんだ…。
結果がこれだ…。
みんなに迷惑かけてる…。
ニノだって、相葉ちゃんも困ってるよな。
どうしていいか…。
松兄は皆のことを信じろって言ってた。
信じてる…。
信じてるよ…。
でも信じることと頼ることと甘えることは
ほんとは違うことなんだよ。
きっとみんな普通に知ってることを
おいらは今更ながら気がついた…。
おいらのしていることはなんなんだろう。
信じてる?
頼ってる?
甘えてる?
依存してる?
…やっぱりわからなくて…。
瞑った目の奥に広がる闇に…
包み込まれる…。
S:「智くん?寝てるの?」
肩に暖かいものが触れて、大好きな声が
耳をくすぐる。
ゆっくりと目を開けると…
やっぱり翔くんが立ってる。
S:「会見、終わったんだね?お疲れ様」
「ん?翔くん?ふふ、終わったよ。
ちゃんと話してきた…」
これ以上迷惑かけちゃダメだから。
しっかりしなきゃ…
自分の足で立たなくちゃ…。