第17章 Rolling Days
大野side
「僕の軽率な行動でファンの皆さんに
悲しい思いをさせて申し訳ありません。
誤解を生む行動を取ったことを
反省しています。
今後、会うことはありません。
本当に申し訳ありませんでした」
そう…もう2度と会うことはない。
既に事務所が動いてる…。
次々と出てきたしあいつのやった宣伝行為。
専務が…キレてたから。
もう、手は打たれたんだろうなぁ…。
頭を下げながらそんなことを思った。
自分のことのはずなのに…
どこか違うところから眺めている感覚。
やっぱり…
おいらはどこかおかしいのかもしれない。
最後に今回のコンサートへの
意気込みを聞かれた。
「頑張ります」とだけなんとか答えて
その場を後にした…。
会見場を出て少し行ったところで後ろから
カツカツとヒールの音が聴こえた。
あの歩き方は…専務だ。
専:「お疲れ様。
完全に台本通りだった
わけじゃないからひやひやしたけど
まぁ悪くなかったわ。
あとは…とにかくコンサートを
成功させなさい。
コンサートの他にも
スケジュール入ってるから…。
ちゃんとこなしてね?
あっ、あの子のことならもう…
気にしなくていいから」
にこやかに笑って、専務はおいらの横を
歩き去った…。
どこまでが現実で…どこからが…。
どんどん分からなくなる…。