第17章 Rolling Days
大野side
松兄の言葉が刺さる。
なんの仕事をしてるのか?
どうやって稼いでるのか?
どうやって生きているのか…?
おいら、それを意識したことがあったかな?
いつもふわふわ、やりたいことだけ
やってきたんじゃない?
もちろん、辛いと思うこともあったけど…。
黙りこむおいらに松兄の声が更に告げる。
松:『俺らはさ、
アイドルで夢を売ってるの。
別にさ、女作んななんて
誰も言わねーよ?
最近のファンの子達はその辺は
ちゃんと分かってくれてるよ。
俺らにしても、嵐にしてもファンの
年齢層もある程度上がってるから
それなりに理解もあるだろうよ?
でもさ、俺たちも
最低限の礼儀っつうか、
作法っつうかさ…
俺らに金払ってくれてる人たちに
対する配慮ってのが必要なんだよ。
例え女がいてもその存在は見せちゃ
ダメなんだよ。
あの女がさ、お前にとって
どんな存在なのか知んねーよ?
でもさ、あれはダメだわ。
完全にアウトだろ?
なんであんな馬鹿な女、傍に置いた?
ネットで流すとかマジ最悪だろ?
悪いけどかなり質悪そうだし…。
それは明らかにお前のミスだろ?
そのせいでどんだけの人間
泣かせてんの?
お前さ、そこまでちゃんと考えてる?
ちゃんと通す筋通さないと…。
ファン、泣かせてどうするの?
ファンがいて俺らがいられるのは
お前ら、嫌ってほど
分かってんだろ?』
おいらには松兄の言葉に対して
返す言葉は1つもなかった。