第17章 Rolling Days
大野side
松:『お前さ、自分のやったことの意味…
わかってる?』
「あのっ…、はい…」
松:『「はい」って…わかってないじゃん?
どうせ、櫻井たちの顔みてヤバイって
思っただけだろ?
今回のは色々駄目すぎんだろ?
大野さ、自分の仕事、わかってる?』
「ア…アイドル…です」
そう言いながらもそれが、
あってるか分からない。
おいらの仕事…はアイドルで
いいんだよな?
アーティストとか芸術家とかは
思わないし…。
タレント…とかも
なんか違う気がするし…。
母ちゃんが送った履歴書。
なんとなく受けにいったオーディション。
よく分からないうち入所して…。
ダンスはやりたかった。
それは間違いない。
でもおいら、ダンスも満足して…。
辞めようと思ってた。
なんとなく絵を描く仕事…
しようかな?って。
なのに気がついたらデビューしてた。
おいらの希望なんて…欠片もなかった。
気かついたらグループ組まされて
逃げれない状況になってた。
カメラの前で歌って踊って、笑えば
お金になる。
それが【仕事】になった…。
松:『【アイドル】ね?
そこは分かってんだ?
そう、アイドルだよ。
アイドルって何売ってるか
知ってる?
どうやって金、稼いでるか
知ってる?』
「なにを売ってるか?ですか?」
松:『そう、お前、何売って
金稼いでんの?』
松兄の言葉がグルグル回る。