第15章 Always thinking about you…
二宮side
渋々といった感じで挟んだ体温計は
予想通りの数字を表示した。
「38.5℃…これでまぁよく『熱がない』
なんて言えますね?
どこまで鈍感なんですか?
可愛い顔して誤魔化そうとしても
ダメですよ?
私は翔さんみたいに甘くありませんからね?
膨れてもダメ。
今日は一日、ここで
大人しくしててくださいね」
至極、不満そうな顔の智さん。
でもここで本人の好きにさせると
厄介なことになるから
ここは心を鬼にしないと。
M:「智くん?
今日は俺たちの言うこと聞いて休んで。
翔さんなら大丈夫だから。
まーからメール入ってたから…」
O:「ほんと?よかった…。翔ちゃん…。
あっ!ねぇ翔ちゃんにおいらのこと…」
急に不安そうな顔になる。
「とりあえず、翔さんには言わないから…。
寝てなさい」
Jが智さんをベットに戻し
額に冷えピタを貼る。
M:「食事、用意してくるから。
出来たらこっちに持ってくるから
横になってるんだよ?
和は?朝は何がいい?」
「適当でいいですよ?
しばらくここでおじさん、
監視してますから」
O:「おじさんじゃないし…体、平気だし…」
膨れっ面だけど『翔さんに言わない』って
聞いてほっとした顔をしてる。
翔さんには言いませんよ?
でもまーくんには伝えますけどね?
Jが階下に降りる足音を聞きながら、
横になった智さんの目を掌で覆う。
「ほら、もうちょっと寝てなさい」
視界を塞ぎ、胸の部分をポンポンと叩いてたら
しばらくして眠りについた智さん。
「ゆっくり休んで」
そう言って部屋を出た。