第15章 Always thinking about you…
大野side
部屋に戻ると中は、照明を落とし
ベッドサイドのスタンドの灯りだけだった。
薄明かりのなかベットに座り
おいらの方を見ていた和が微笑みながら
手招きする。
N:「なにぼーっと突っ立ってるの?
はやくいらっしゃいな」
いつもの声、いつもの物言い、
いつもの空気…。
「うん…」
和の方に近寄ると手首を掴まれて
ベットに引き込まれる。
「和…あの…」
N:「ん?どうしましたか?」
「いろいろ…ありがとう…んで、ごめん。
あのさ…和…無理してない?」
いつも通りのお前がどうしても
無理してるように見えて…。
N:「あぁ、そうですねぇ…無理はしてますよ。
流石にねぇ、いろいろありすぎて…
多少の無理でもしてないと…」
ごめんと言いかけたおいらの声に
和の声が重なる。
N:「でも…あなたみたいな無茶はしてないよ。
あのさ、翔さんが心配なのはわかるけど…
無茶し過ぎ。
だから…ああなるんでしょ?」
「無茶してない!
おいら何度も行きたいって
言っただけじゃん!
でも誰も聞いてくれなかったじゃん!
結局行ったの相葉ちゃんじゃん!」
N:「無茶しようとしてたでしょうよ?
あなたあの時、冷静に判断出来る
状態でした?
下手したらそのまま、翔さんのいる
スタジオに入る勢いでしたよ?
そんなの止めるに
決まってるじゃないですか?
結局、俺らの言うこと聞いたふりして
溜め込んで…。
で、過呼吸起こして!
あれが無茶じゃなければ
なにが無茶なんですか?!
どれだけ…どれだけ心配したと
思ってるんですか?」
おいらにガバッと抱きついた和。
肩に…首筋に濡れた感触。
和の涙。