• テキストサイズ

【おそ松さん】本気の恋と、6つ子と、私。

第13章 自分らしさと君のぬくもり【十四松】





そうして連れてこられたのは、とある運動公園。


緑が豊かで穏やかな場所だけど…何がお気に入りなんだろう?


「絵菜ー!こっちだよー!」


声がして振り向けば、十四松くんはいつの間にか側を離れて、公園の中央にある大きな木によじ登っていた。


「え!?十四松くん、危ないよ!」


慌てて駆け寄るも、彼は「へーきへーき!」とまるで下りる素振りを見せない。


「君も登るー?」


「のぼ…っ!?む、無理だよ、私木登りなんてしたことないから…!」


「そっかー。じゃあ」


彼は素早く木から飛び降り、綺麗に着地すると、


「はい!」


なぜか私の前に背中を向けて屈み込む。


「…え?も、もしかして、おんぶ?」


「そーだよー!大丈夫、絶対落とさないから!」


う、うぅむ…なんだろう、この反応に困る感じは…!


でもきっと、私に見せたいものがあるに違いない。幸いにも今日はわりと動きやすい格好だし…


「わ、分かった。し、失礼します…」


「バッチコーイ!」


恐る恐る彼の背中に乗る。お、おんぶなんてそれこそ子供の時以来だな…変に緊張する。


「お、重くない?」


「ぜーんぜん!むしろ軽い軽い!」


「そ、そう?」


十四松くん、案外力持ちなのかな?確かにふらつくことなく余裕で歩いてるし。


「登るから、しっかり掴まっててね!」


「あ、は、はい!」


ぎゅうっと彼の肩にしがみつく。というか成人女性を背負ったまま木登りなんてできるの?!


/ 325ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp