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【おそ松さん】本気の恋と、6つ子と、私。

第12章 縮まる距離、溢れ出す想い【おそ松】





ようやく館内に入った私たちは、物珍しげにキョロキョロと辺りを見回す。


「へぇー、最近の水族館ってこんな風になってんだなぁ。金かけすぎじゃね?」


「あはは…でも本当にすごいね。海の中にいるみたい」


おそ松くんの言った通り、平日だからかお客さんも満員というほどではなく、館内も広くて歩きやすいためいろんな角度から泳ぐ魚が見れる。


水族館なんて何年ぶりだろう。幼い頃に家族と遊びに行って以来かな。


まさかおそ松くんがこんなところに誘ってくれるなんて思ってもみなかった。お礼したいのはこっちなのに、これじゃ私の方が楽しんじゃいそうだよ。


水族館って今でもデートの定番スポットなのかな?やっぱり海の神秘っていいよね、ロマンティックだし。


「なぁ絵菜ちゃん、あのでっかいのってもしかして!」


おそ松くんが指を差した先には、黒々とした大きなマグロが泳いでいた。


「ああ、マグロのこと?近くで見ると迫力あるよね」


「マグロ!やっぱりか!すっげぇ、うまそー!」


………


ロマンティックな雰囲気には程遠いかな、うん。


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