• 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ

ホテルの事情[R18]

第13章 学愛  〈 ?? 連載中〉


 
『瑠々大丈夫大丈夫!バレないって〜!』

『そうそ〜、先生に見つからないように、コッソリホテルぐらい入れるって!』

..修学旅行で絶賛ハイテンション中の、楽観的なお友達との電話を切った。

『はぁ...』

その時ため息をついて、頭を抱えながら..。

ーーーていうか..

チラリと、謎ファッションの店員さんを横目で見た。

ーーー先生より先に、もう既にこの人と会っちゃってるし..!

カチャンッ、と店員さんは受話器を取っていた、

「もしもしン♪〇〇高校の先生方のお部屋で間違いないですかン♪?」

ーーーや、やばい..!店員さんに、チクられッ..

「こちら、異常はないですン♪」

ーーーえ..?

「生徒さん達も全員お部屋に入ったみたいでン〜♪じゃあ、またン♪」

ーーーえ、エエッ..!?な、なんで嘘ついて..っ!?

カチャンッ..と店員さんは電話を置き、くるりと私を振り返った。

「っ..!」

完璧な糸目の笑顔に顔を若干覗き込まれ、肩を震わせる。

「あれン、大丈夫ン〜?まだお腹痛いン?なら早く、行こっかン♪」

「?????」

困惑する私をよそに、店員さんが、何かの鍵をクルクルと回していた。

「お友達が君を待つ307号室まで、..ボクと一緒にン♪」

そのまま、店員さんは軽い足取りで歩きはじめた..鼻歌まじりに。

「あ、は、..はいっ..!」

どの部屋にいるかわからない、先生たちにバレないように声をひそめた。

ーーーも、もしかして..

慌てて、私は店員さんの後をついていく。

ーーーみんなが、この店員さんに事情話してくれてたのかな..?

ホッとしたその瞬間、ーーーードンッ!!

「っ!?」

"誰か"がぶつかってきた..が、その人物は私に構わずカウンターまで突っ走っていった。

「あぁっ♡店長さぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!!♡♡♡」

これ以上ないくらい、甘ったるく甲高い声..

ーーーな、なに...!?

店員さんも、笑顔のまま..だが、鼻歌と足を止めていた。

「お客様...」

半ば困った営業スマイルを見せたのは、40代くらいのハンサムな店員..

ーーーおそらく、このホテルの店長さんだった。
/ 242ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp