第13章 学愛 〈 ?? 連載中〉
女性が2度目のシャウトしたところで、カップルの男性に、
「もういいだろ、行こうぜ..」
と彼女は半ば強引に腕を引っ張られていき、ズリズリと退場。
「またのご利用、お待ちしておりますン〜♪ネットの口コミ、書き直してみてン〜♪」
店員さんは、ずっと笑顔でヒラヒラ手を振っていた。
ーーー...な..
ーーーなな..なんだこの人..!?
そんな店員さんが私を振り向いてくる。ピエロみたいな満面の笑顔。
「っ..!」
ーーーな...なに...!?とっ..というか、なんだこのホテル...!?
「ンン〜大丈夫ン大丈夫ン〜♪」
そこで店員さんが差し出してくれたのは、貼るカイロだった。
「..!」
さっきからお腹を抑えていたのを、勘付かれていたらしい。
「...あ...ありがとう...ございます...?」
差し出されたカイロを、きゅう...っと握った。
..そう。
私に先程襲いかかった、人生最低のピンチとは...
『うう..うぅん...っ』
私は、とあるお店のトイレの中で、唸っていた..。
ピルルッ♪と電話がかかってきて、通話開始ボタンを押した。
『瑠々〜、大丈夫〜!?』
『う、う..だ、だいじょばない、かも..っ』
ここは、ホテルのすぐ近くのお店のトイレの中。
..そう。
ーーお..
ーーーおなかいたぃいっ!
そうなのだ。
時は再度遡り、水族館のトイレに篭っていた時に戻る。
『瑠々大丈夫っ!?もう集合時間まで1分しかないよっ!』
ーーーという事で。
腹痛に耐え忍び、水族館からホテルまで移動するバスに乗り込んだ。
……しかし、ホテルにバスが到着した直後、
『うぅう..!ぅ..、い、いた...っ』
とうとう腹痛の限界を迎えてしまいーーー
そして、この回想の冒頭まで至る..。
『ちょっと瑠々!先生また集合かけてる!今度こそ間に合わないよ〜』
と..
ホテルについてからの、2回目の集合に間に合わなかった私は..!
『ごっめーん瑠々、早くしないともうダメそうでさー』
修学旅行で...!
『もう瑠々いるって、嘘ついちゃった⭐︎』
ホテル近辺のお店のトイレの中で..!
『ぇええええぇっ!??』
信頼していた友達に、置いてけぼりにされてしまったのだ……!