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ホテルの事情[R18]

第13章 学愛  〈 ?? 連載中〉



女性が2度目のシャウトしたところで、カップルの男性に、

「もういいだろ、行こうぜ..」

と彼女は半ば強引に腕を引っ張られていき、ズリズリと退場。

「またのご利用、お待ちしておりますン〜♪ネットの口コミ、書き直してみてン〜♪」

店員さんは、ずっと笑顔でヒラヒラ手を振っていた。

ーーー...な..

ーーーなな..なんだこの人..!?

そんな店員さんが私を振り向いてくる。ピエロみたいな満面の笑顔。

「っ..!」

ーーーな...なに...!?とっ..というか、なんだこのホテル...!?

「ンン〜大丈夫ン大丈夫ン〜♪」

そこで店員さんが差し出してくれたのは、貼るカイロだった。

「..!」

さっきからお腹を抑えていたのを、勘付かれていたらしい。

「...あ...ありがとう...ございます...?」

差し出されたカイロを、きゅう...っと握った。

..そう。

私に先程襲いかかった、人生最低のピンチとは...




『うう..うぅん...っ』

私は、とあるお店のトイレの中で、唸っていた..。

ピルルッ♪と電話がかかってきて、通話開始ボタンを押した。

『瑠々〜、大丈夫〜!?』

『う、う..だ、だいじょばない、かも..っ』

ここは、ホテルのすぐ近くのお店のトイレの中。

..そう。

ーーお..

ーーーおなかいたぃいっ!

そうなのだ。

時は再度遡り、水族館のトイレに篭っていた時に戻る。

『瑠々大丈夫っ!?もう集合時間まで1分しかないよっ!』

ーーーという事で。

腹痛に耐え忍び、水族館からホテルまで移動するバスに乗り込んだ。

……しかし、ホテルにバスが到着した直後、

『うぅう..!ぅ..、い、いた...っ』

とうとう腹痛の限界を迎えてしまいーーー

そして、この回想の冒頭まで至る..。

『ちょっと瑠々!先生また集合かけてる!今度こそ間に合わないよ〜』

と..

ホテルについてからの、2回目の集合に間に合わなかった私は..!

『ごっめーん瑠々、早くしないともうダメそうでさー』

修学旅行で...!

『もう瑠々いるって、嘘ついちゃった⭐︎』

ホテル近辺のお店のトイレの中で..!

『ぇええええぇっ!??』

信頼していた友達に、置いてけぼりにされてしまったのだ……!
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