第46章 白雪姫
事情を聞いた苗字は聞いたこともない状況に驚いた表情をする
『いやだいぶとんでもないことになってるね?』
「ほんとだよ。消えたり現れたりしてたからなんかあるとは思ってたけどどうなってんの名前ちゃんの周り」
『あたしが知りたい』
腕が疲れてきたので高尾に飛ぶようお願いした苗字は枝を手に持ったまま歩き始める
恐らく継母である王女に殺すよう命じられた従者が逃がした後。この後行く先はしばらく絵本を読んでいない彼女でも知っていた
『とりあえず小人の家探しに行こうか』
「小人は赤司以外がやってるぜ」
『征十郎以外?花火見に行ったメンバーで?』
「いや火神はいねー、代わりに灰崎入ってる」
『…どういうメンバー』
「あー、真ちゃん、黄瀬、青峰、紫原、黒子、桃井ちゃん、灰崎」
『いやそうじゃなくて…どういうメンバー!?』
「赤司選抜の7人」
彼がどういう選抜をしたのか気になったが恐らく高尾に聞いても分からない
察している苗字がそのまま適当に鷹を連れて歩いていると、遠くから誰かの声が聞こえてくる
その声の方向へと足を進めて行くと、カラフルな帽子と服、まるで動物園の時にみた子供のような小さい人が家の前で何かを話しており、桃色の帽子の子が怒ってこちらを向いたかと思うと目が合った
「名前ちゃん!?」
『さつき!?どうしたの!?』
「ほんとに名前ちゃんだ!起きたら急に小さくなってたのー!みんなもだよ!」
『あたしも起きたら身体小さくなってたけど…比じゃないな』
駆け寄ってくる桃井に合わせて膝を折って屈み、受け止める
彼女を受け止めると同じサイズになっている先ほど聞いた赤司選抜隊が短い足で駆け寄ってきたので、幼稚園の先生や保育士になった気持ちで彼らを待った