第14章 Ephemeral(黄瀬涼太)
びくんびくんと跳ねる腰を抑えられない。
涼太は挿入したまま私の身体を起こすと、彼に跨らせた。
自重で、更に強くなる圧迫感。
「あぅ、私だけ、私だけっ……ごめん、なさい」
「いや、オレもめちゃくちゃ気持ちいい」
「ほん、と……?」
「そりゃこんな可愛い姿見せられたら、無理だって」
「ひぁっ」
胸に吸い付かれて、ズンと突き上げられると同時に潮を吹いてしまった。
ぴゅっ、ぴゅっと二回、彼の茂みを濡らす。
謝る言葉も出てこない。
ただひたすら、あーとかうーとか、呻きと息だけが漏れていく。思考回路が停止しているのだ。
気持ちいい。
気持ちいい以外の言葉が、紡ぎ出せない。
「みわ……」
「っ、うっ、うん……?」
「オレがいなくて、寂しかった?」
寂しかった?
うん……ずっと寂しかった。
涼太はずっと頑張ってて、そんな彼の負担になるようなワガママ、絶対言っちゃダメだって、普段は言葉にしないけれど。
涼太は……何故か少し不安げなその瞳。
彼の孤独は、消え去っていないのだろうか。
その儚げな表情が、風船みたいに見えた。
張り詰めて張り詰めて、パンと割れて飛んでいってしまいそうで。
ちゃんと、伝えないと。
あなたが大事にしてくれているものは、ずっとあなたの近くであなたを想い続けているって。そう思うのに、言の葉が胸に詰まって出てこない。
「寂し、かった……会いたかった」
やっと出せた言葉と同時に、涙まで零れて来た。
「ごめんね」
涼太は微笑んでそう言うと、優しい唇が慰めるように私のそれに重なった。
「ふ、ぅ……っ」
鼻が詰まってきて、酸素が足りなくなって、ごちゃごちゃの頭のまま、また絶頂を迎えた。
一度奥でいってしまうと、そのあと何回も続いてしまう。
「は……っ、はぁ、あぁあっ」
涼太も気持ち良くなるように、と私も必死に腰を振ったら、陰核が擦れてまたいってしまった。
「んー……、可愛すぎた無理かも、ごめん、出していい?」
「出して……奥で、出して」
私も認識していない私が出て来てそう言うと、涼太は小さく呻いて私の一番奥で精を吐き出した。