• テキストサイズ

銀魂 - 雪月花 -

第126章 相手の心を開きたいなら、まずは自分の心を開け。


二人は医務室を出てライブ会場へと足を向ける。
葵咲は早速買って貰ったブランケットを肩から羽織った。身も心も暖まる。
並んで歩きながら、葵咲は周りを見回した。


(葵咲:カップルが多いなぁ。)


もしくは女の子同士の組み合わせ。あとは数名ずつの男子グループがいる。比率的にはカップルが多い。勿論、カップルは皆、手を繋いで歩いている。


(葵咲:私も手、繋ぎたいけど…繋いで良いものなのかな。なんでこんなに緊張するんだろう。紅葉(銀ちゃん)の時はそんな事なかったのに…!嫌がられたらどうしようって…こんなにも怖くなるなんて…。他の人達はあんなに自然に手繋いでるのに…。)


“いいなぁ。”そんな羨望が浮かんでしまう。葵咲は土方と手を繋ごうとしては手を引っ込め、手を伸ばしては引っ込め。その繰り返し。そんな不審な行動を起こしている葵咲には土方も気付いた。


土方「・・・・・。」


手を繋ぎたいのだろう、そんなあまりにも分かりやすい動きに、土方は呆れた顔を浮かべる。次に葵咲が手を伸ばしてきた瞬間、土方はスッとその手を掴んだ。


葵咲「えっ!あの、土方さんっ!?」

土方「人が多いからな。はぐれちまうだろ。」

(葵咲:でもコレっ!恋人繋ぎ…っ!!)


密着度の高い恋人繋ぎ。ディナークルーズの時は普通の繋ぎ方だった。その時よりも格段なレベルアップ。葵咲は更に顔を真っ赤に染め上げる。
大変初々しい反応ではあるが、別の疑問が土方の中で浮かび上がる。


(土方:…手ぇ繋ぐよりもっと凄ぇ事してんだけど。・・・・まさか忘れてんじゃねぇだろうな。)


流石に口にする事は出来ず、その疑問は内に秘める土方だった。
/ 1525ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp