第123章 ダブルデートの目的は自分の恋を成就させる事
クリスマスディナークルーズから地球へと戻り、葵咲は人目を気にしながらこっそりと自室の離れへ。クリスマスの夜に泊まりで朝帰りなど、他の隊士達に見つかれば何を言われるか分かったもんじゃない。勿論、土方もバレないうちに素早く自室へと戻った。
土方「フゥ。」
誰にも遭遇せずに戻れた事に、思わず安堵のため息が漏れる。
だが…部屋に入ると そこには何故か近藤と山崎の姿が。炊飯器で炊いた赤飯を茶碗によそいながら笑顔を向けた。
山崎「おかえりなさい!」
近藤「赤飯焚いて待ってたわよ!」
土方「・・・・・。」
お母さんのような振る舞いはしているが、ニヤニヤが止まらない近藤達。土方はすかさず刀を抜き、近藤達に向けながら血走った瞳で笑顔を作った。
土方「赤飯ってどんな漢字書くか知ってるか?この飯、赤色が足りないんじゃね?俺がもっと赤く染めてやろうか?」
近藤「どわァァァァァァ!!ごめんなさいィィィィィ!!」
山崎「悪ふざけがすぎました!すいまっせんんんん!!」
近藤「だからお願い!刀しまって!俺達の血でご飯染めようとしないでェェェェェ!!」
命の危険を察知した二人は、慌てて赤飯を片付けた。
とは言え、土方と葵咲の事が気にならないわけがない。特に、お膳立てした山崎は尚の事だろう。土方からは語られないもどかしさに、近藤が思い切って直球の質問を投げかけた。
近藤「で?どうだった?クリ●●ス。」
土方「何処に伏字入れてんだァァァァァ!!普通にクリスマスって言えよ!!」
近藤「どっちの意味も含めてるからに決まってんだろ。」
土方「うるせーよ!卑猥すぎんだろうが!!」
この返しを見るに、上手くいったのだろう。近藤はフッと笑みを漏らし、優しい表情で問い掛けた。
近藤「で?実際のところ、どうだったんだ?」
土方「っ。」