• テキストサイズ

My important place【D.Gray-man】

第37章 6/6Birthday(番外編)



「そうだけど…少しくらい…いいでしょ。こんな所、任務じゃなきゃ来れないんだし」


 それに何より、ユウと一緒にこうして見られてるんだから。
 …少しくらい堪能したっていいじゃない。

 頭部を擦りながら呟けば、声は届いていたみたいで一瞬目を向けられたけど、素っ気なく外された。
 ピリピリした空気は少し落ち着いたみたいだけど、やっぱりまだ素っ気ない。
 まぁ、ユウに優しさを求める方が難しいかもしれないけど…。

 でもなんだか少し寂しくなる。

 最近はその優しさを感じることが多かったからかなぁ…ノア化のこと、少しだけだけど吐き出した時とか──


「……」


 ……なんとか振り絞って吐き出せた言葉は、"怖い"なんて情けない弱音だった。
 それでもきちんと受け止めて、怖いなら傍にいろって言ってくれた。

 胸がぎゅっとした。

 切なくて、でも嬉しくて。
 どうしようもなく目の前の存在が愛しく思えて、同時に強く決心した。

 次にノア化した時は、包み隠さずユウに伝えようって。

 また同じことが起きるかはわからない。
 でもこのまま事が落ち着くとは思えない。
 二度目にこの現象が起きれば、もう躊躇しない。
 受け入れて、ちゃんとユウに伝えよう。

 私が一緒に生きたいと思える人の為に。


 …だから、少しだけ寂しい。

 一緒に生きたいと思える人と、折角こうして一緒にいられてるのに。
 久しぶりの一緒の任務なのに。
 優しくしろなんて言わないけど…せめて一緒に見てる景色くらい、一緒に味わいたいのにな。

 …贅沢なのかなぁ。















/ 2655ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp