My important place【D.Gray-man】
第37章 6/6Birthday(番外編)
「じゃあ何かあったら呼んで」
黒の教団のローズクロスを見せて、個人車両を手配する。
中に入るユウを確認して、外で待機する形で見送った。
私達ファインダーの仕事はエクソシストのサポート役。
故に移動の時も、基本はエクソシストがゆっくり寛げるように一歩距離を置くことが多い。
列車移動の際の私の立ち位置は、いつも車両扉の前。
「おい」
するとその目は私に向くと、方舟ゲートで促した時のように。首を振る動作だけで、来いと促された。
「入れ」
「…え、でも…」
「いいから入れ。ぼさっと突っ立ってんな」
そんなこと言われたのは初めてだから、戸惑いつつ渋っていると、ユウの眉間に皺が寄って、それ以上深くなる前にと慌てて車両内に踏み込んだ。
怒られて殴られるのは嫌だし。
…なんかピリピリしてるみたいだから…これ以上、そんな空気にはさせたくない。
……でも。
「……」
「……」
お互いに向かい合って座ると、忽ち腕と足を組んでユウはしかと両目を瞑ってしまった。
話しかける素振りは一切ないし、まるで話しかけるなとでも言ってるような態度に思わずできる沈黙。
…これはこれで………き、気まずい…。