My important place【D.Gray-man】
第37章 6/6Birthday(番外編)
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「っと、」
方舟ゲートから出た先、此処はペルー。
地はクスコ。
方舟が設置された施設から一歩出れば、賑やかな街並みが広がっていた。
「それで、その世界遺産ってのは何処にあるんだ」
「えっと…確か割と距離があったような…」
地図を広げて確認する。
今回の任務はイノセンスと思わしき現象が起きてる場での、調査と回収。
其処は世界遺産に登録されている場だから、フェイさんの言う通り調査日数には限りがあった。
だからこそファインダーだけでなくエクソシストも一緒に派遣されたんだろう。
調査と回収の両任務。
…多分、一日じゃ終わらない気がする。
だからきっとコムイ室長も、ユウを同任務に当ててくれたんだ。
『保存状態はばっちりだから、タイミング見計らって渡すのよん♪』
急な任務で新しく作る暇はなかったから、前日作っておいたケークサレをジェリーさんがしっかりとラッピングと舗装をしてくれた。
同じくプレゼントとして買ったラッピングされた髪紐も、今は私が背負った荷物の中。
…今日中に終わらない任務だったら、夜にでも渡そう。
仕事中だけど…寝泊りする時くらいなら、少しくらい私情挟んだっていいよね。
「どれくらいかかる」
「あ、うん。列車で数時間程度かな」
問われて、慌てて目の前に意識を戻す。
いけない、いけない。
今は任務中。
しっかり仕事しなきゃ。
「近くの駅は…あ、ちょっと!」
「駅ならあそこだろ。行くぞ」
最後まで聞かずにさっさと歩き出すユウを慌てて追う。
やっぱりなんかピリピリしてる。
…昨日のアレンとの喧嘩を引き摺ってるのかな。