My important place【D.Gray-man】
第37章 6/6Birthday(番外編)
「んもう、コムたんったら! 乙女の邪魔するんだから…!」
「乙女?」
「いえいえなんでもないですなんでも!」
プンスカと怒るジェリーさんに、首を傾げるリーバーさん。
このままじゃバレ兼ねないと慌てて間に割り入る。
リナリーといいアレンといい、最近私の想いがあちこちにバレてる気がする。
ユウは周りに言いふらすような性格じゃないから、多分私が原因なんだろうけど。
これ以上無駄に周りにバレたくない。
リーバーさんがそういうことをからかうような人じゃないってわかってるけど。
なんとなくね、なんとなく。
気持ちの問題です。
「こうなったら一緒に司令室に行きましょう、雪ちゃんッ」
「え?」
「前にも言ったでしょ? アタシは恋する乙女の味方なのよ!」
「恋する乙女…?」
「わーっ!」
ばちんっとウィンクしてくる(サングラス越しだからわかり難いけど)ジェリーさんに、更に首を傾げるリーバーさん。
慌てて声を張り上げるけど、なんかもう色々と遅いような気がした。
なんだろう、此処プライベートってないのかな…。
……というか待ってジェリーさん、コムイ室長に何言おうとしてるんですか。
まさか堂々と言うつもりですかやめて下さい。
あの人程そういうことバレると厄介な人いませんから!
「へぇえ~」
「……」
数十分後。
思いっきり口元をニヤけさせて笑う、この教団で一番偉い人を前に私は逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。
結局、ジェリーさんの勢いは止まらず司令室に半ば連行される形で連れられてしまった。
…コムイ室長、その笑顔怖いです。