My important place【D.Gray-man】
第21章 地獄のティータイム
「アレンにもし会ったら、ティムに付き合ってるからって伝えておいてくれる? そしたらわかると思うから」
「だからなんなんさ、その意味あり気なやり取りっ」
「誰がモヤシなんかに伝言なんざするか」
「見かけたらでいいよ。後でティムは返しに行くから」
どうにも二人は納得していない様子だったけど、私もそれ以上詳しく話すつもりはなかった。
肩に乗ったティムはそわそわ揺れているし、早く向かいたいんだろう。
軽く手を振って、早速と二人に背中を向ける。
内勤は後すところ自由残業みたいなものだし、このままティムにつき合っても問題はない。
「じゃあね。鍛錬、お疲れ様」
「あ! 待てって、雪っ!」
「おい!」
二人には悪いけど、ゴーレムにだって感情はあるんだから。
「約束したもんね、ティム」
次にクロス元帥を恋しがってあの部屋に行く時は、私も付き合うって。
そう視線を上げてぽつりと声をかければ、ティムはまるで応えるように、長い尾を私の頬に擦り寄せた。