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My important place【D.Gray-man】

第45章 10/31Halloween(番外編)



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「調子はどうであるか?マリ、ミランダ」

「クロウリーさん!見て、こんなに沢山お菓子を貰えたのっ」

「おお、凄い収穫であるな!」

「マリさんのお陰なのよ。マリさんの仮装、凄くクオリティ高いから。皆驚いて沢山お菓子を恵んでくれるの」

「ぉ、おお…凄いであるな…(それは恵むと言うより、恐怖で明け渡しているだけでは…)」



とっぷりと夜も更けた空。
群青色から深い闇色へと変わっても尚、街の賑やかさは変わらなかった。
一際目立つマリの姿を見つけてクロウリーが声を掛ければ、可愛らしい猫型バックに沢山詰め込まれた菓子類をミランダが笑顔で見せてくる。
どうやら大人組のハロウィン参加は成功だったらしい。

ただマリの容姿は、良い意味でも悪い意味でも群を抜いてレベルが高い。
子供達が近寄ろうとしないのが、良い証拠だろう。
あまりに嬉しそうにミランダが笑うので、クロウリーはマリと苦笑し合うだけでそのことには触れなかった。



「クロウリーさんもお菓子は貰えたの?」

「上々であるな。しかしまさかこの姿を喜ばれる日が来るとは思わなかったである」



蝙蝠男の仮装はしているものの、長いマントを除けば普段のクロウリーの私服と変わらない。
元々クロウリーが住んでいた小さな町では、吸血鬼として恐れられていた。
ただ町を闊歩するだけで人々に悲鳴を上げられ、逃げ出されていたというのに。

仮装はしているものの、純粋な興味のある目で見られ、友好的に声を掛けられようとは。
まるで魔法のような行事だと、クロウリーは顔を綻ばせ笑った。



「そう言えば、アレンくん達はどうだったのかしら」

「アレンならあそこにいるぞ、ミランダ」



鋭い聴覚で心音を捉えたマリが、然程遠くない場所にいるアレンを指差す。
その先を追ったミランダとクロウリーの目に、見慣れた白髪が映し出された。

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